
ホワイトデーの種類
想像力を刺激する写真は「演出」が決め手です。ただし基本に忠実な美しい写真にすればするほど「カタログ的」な写真になってしまい、インパクトが弱くなるのも事実。
しかも当然のことながらプロが撮影した本物のカタログ写真に較べれば見劣りします。
人は、見え過ぎてしまうと逆に想像力が弱くなってしまう傾向があります。
そのため、ウェブサイトですべての写真を見せてしまうと、想像力が働かず、商品についての情報が縦横数十センチのディスプレイの枠を超えることができません。
それに対して文章は、「行間を読む」という言葉が示すとおり、どんなに長い文章でも少なからずイメージが広がります。
そのため、想像力の刺激のためには、文章が主で、その理解を助ける程度の写真がちりばめられているくらいがちょうどいいようです。
「お客様の声」をただ載せるだけでは、効果が半減オンラインショップに関するノウハウ本などに必ず書かれているのが、「お客様の声」の活用。
「そんなの知ってるよ」とか「とっくにウェブサイトに掲載してるよ」と言われそうですが、大事なのはその集め方と見せ方。
届いたメールをただ単純に羅列しているだけでは、せっかくの効果も半減です。
先日、大手通販会社から送られて来たカタログを見て驚きました。
なんと特大サイズの別紙の表裏一杯に、お客様から寄せられたハガキ二百二十一枚が、そのまま印刷されて載っていたのです!しかもそのほとんどがイラストや写真入り。
お客様のほうも掲載を目指して書いているであろうことは一目瞭然で、さながら「ハガキコンテスト」の様相。
思わず見入ってしまいました。
しかもおもしろいのは、はじめは買う気はおろか感心すら無かった私が、読んでいるうちにその商品に興味が湧いてきて、カタログの説明ページを繰ってみたり、「試しに買ってみょうかな」という気になってしまったこと。
まさに通販会社の思惑どおりといったところでしょうか。
なぜそうなってしまうのか。
詳しく調べてみると、どのハガキにも次の四つが含まれていることに気づきました。
これを踏まえてオンラインショップの「お客様の声」に目を転じると、人気ショップに掲載されている「お客様の声」には上の四つの要素が揃っていることが多く、逆にあまり人気が無さそうなショップには「早く届いて良かった」「美味しかった」といった具合に の感想やお礼しかない、というのがほとんどのようです。
お客様から好意的なメールをいただくと、ついうれしくなって全部載せたくなる気持ちは痛いほどよくわかります。
でもそれをグッと抑え、意識的に右の四項目を含んだものを中心に掲載してみてはいかがでしょうか。
それを読んで注文してくださったお客様は、きっとそれを参考に感想メールを送ってくれますから、将来的には全てが四項目を満たした「声」で埋め尽くされるはずです。
また、商品にハガキを同梱し、それを返信してもらって、右の通販会社のように画像としてウェブサイトで公開するのも、今のところそれほど多くの店でやっていませんので、トライしてみる価値はあると思います。
ただし、いずれの場合も捏造は厳禁です。
折込チラシでもときどき見かけますが、あまりにうますぎる「声」は胡散臭いだけですし、まっとうなショップなのに怪しいと思われては元も子もありません。
せっかくのオンラインショップ、一般の通販とは別の切り口で「お客様の声」を活かすことも可能です。
例えば、いくつかの人気店で見かけるのが、クレームとその対応をそのまま掲載すること。
オンラインショップの場合、そういったやりとりもメールでされることが多いので、全部記録に残っています。
無事問題が解決し、なおかつ掲載に関してお客様の了承が得られれば、これほど説得力のある「声」はありません。
それから高価な商品に多いのですが、お客様の何人かにモニターになっていただき、そのレポートを写真付きの日記形式で掲載しているオンラインショップもあります。
日を追うごとに変化していく様を見るのは、興味をそそるだけでなく疑似体験的でもありますので、非常に効果が高いと思われます。
最後に、お客様が自由に書き込める掲示板での「お客様の声」について。
大手ショッピングモールでは標準で装備しているようですが、ほとんどが「今日着いた」とか「想像していたより良かった」といった内容。
でなければ常連客の溜まり場の雰囲気が強くて、どちらにしても、買おうかどうか迷っている人にとってはあまり参考にならない気がします。
もし掲示板で「お客様の声」を公開するのであれば、お店や商品についての質問とその回答が話題の中心になるよう、うまく導くか編集する必要がありそうです。
「お客様に安心感や親近感を持ってもらうために、顔写真は必ず載せましょう!」オンラインショップ成功の秘訣として必ず聞く言葉ですし、確かに一理あるのですが、ウェブサイトで顔写真と氏名を一緒に公開するということは、世界中に個人情報をばら撒いているようなもの。
すべて自己責任のオーナー店長は別として、社員にそれを強要するのはプライバシーの侵害に当たるという意見や、特に女性の場合その危険性を指摘する声もあります。
実際、一般企業の方に顔写真をウェブサイトに載せるかどうか尋ねると、会社を代表する社長でさえ「恥ずかしいからいらない」とおっしゃられますし、女性はもちろん男性でさえ「何かあったら怖い」と言って拒否することがほとんどです。
そういった気持ちはオンラインショップも同様のようで、顔写真を載せていない有名店もたくさんありますし、たとえ載せていたとしても、普段とは異なる髪型やメイクにしたり、わざとぼかしたり、十年近く前の写真を使ったり、顔がはっきりわからないような角度から撮った写真でお茶を濁しているお店も見かけます。
ホンネは「出したくないけどしかたなく」といったところでしょうか。
そんな中、オンラインショップに限らず、最近徐々に増えてきているのがスタッフの似顔絵イラストや似顔絵をモチーフにしたキャラクターを掲載しているウェブサイトです。
同じニッコリ顔でも、ぎこちない写真よりよっぽど親近感がわきますし、他の情報が充実していれば写真が無くても特に不安も感じません。
好みに合わせていくらでもデフォルメでき、制作料金も手頃ですので、おそらくこの傾向は今後も続くと思われます。
そこで、せっかくですからもう一歩進めて、それを店長やスタッフの分身として活用してみてはいかがでしょうか。
例えば、上の似顔絵キャラは私の顔写真をもとに描いてもらったのですが、これをイチ押し商品の横に並べておくだけで、飾り文字で「イチ押し」と書くより注目されますし、説得力もあるはずです。
分身である似顔絵キャラに自分の気持ちを演じてもらう、代弁させる、と言ったらわかっていただけるでしょうか。
ちなみにこれがもし同じポーズの私の生写真だったら、おそらく見るに耐えないでしょう。
もちろん、プロのモデルをプロのカメラマンが撮った写真でしたら素晴らしいものになるでしょうが、それこそ中小オンラインショップには難しい話。
似顔絵キャラならどんなポーズでも思いのまま。
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